30 标准日本语(中)第三十课

?30
会話
30 本社(ほんしゃ)での報告(ほうこく)
司会:では、「金星」中国プロジェクトの佐藤さんに、報告(ほうこく)していただきます。
佐藤:上海事務所(しゃんはいじむじょ)の佐藤(さとう)です。
本日(ほんじつ)は、「金星(きんせい)」中国(ちゅうごく)プロジェクトの一員(いちいん)として、どのように仕事(しごと)を進(すす)めてきたか、簡単(かんたん)にご報告(ほうこく)させていただきます。
お手元(てもと)の資料(しりょう)をご覧(らん)ください。まず、海外企画部(かいがいきかくぶ)ではこのプロジェクトに先立(さきだ)って、中国市場(ちゅうごくしじょう)に対(たい)する綿密(めんみつ)な調査(ちょうさ)を実施(じっし)しました。これには、中国(ちゅうごく)の市場(しじょう)に詳(くわ)しい広告代理店(こうこくだいりてん)、JC企画(きかく)に協力(きょうりょく)を依頼(いらい)しました。
その調査(ちょうさ)によれば、中国国内(ちゅうごくこくない)のテレビ普及率(ふきゅうりつ)は95%以上、インターネット利用者(りようしゃ)は世界第(せかいだい)2位(い)という結果(けっか)が報告(ほうこく)されました。わたしたちはこれに注目(ちゅうもく)し、テレビCMの製作(せいさく)とホームページを通(とお)した宣伝(せんでん)が効果的(こうかてき)だと判断(はんだん)しました。しかし、テレビの普及率(ふきゅうりつ)が高(たか)く、インターネットの利用者数(りようしゃすう)が多(おお)いということは、中国(ちゅうごく)の人(ひと)たちがそれを見慣(みな)れているということですから、驚(おどろ)きや発見(はっけん)のある内容(ないよう)を提供(ていきょう)しないと、効果(こうか)が上(あ)がりません。そこで、私(わたし)たちは、JC企画上海支社(きかくしゃんはいししゃ)の中国人(ちゅうごくじん)スタッフに日本国内(にほんこくない)を取材(しゅざい)してもらいました。そして、彼(かれ)の目(め)から見(み)た「日本(にほん)の姿(すがた)」をホームページに掲載(けいさい)することにしました。そして、これがプロジェクト成功(せいこう)のかぎになりました。もちろん、「日本(にほん)の姿(すがた)」なら、わたしたち日本人(にほんじん)が内容(ないよう)を選(えら)ぶこともできなくはありません。しかし、中国人スタッフが「おもしろい」と感じるものは、わたしたちと同じではありませんでした。私たちは、これを「「金星(きんせい)」の故郷(ふるさと)を探(さぐ)る」という、商品案内(しょうひんあんない)と切(き)

り離(はな)したコーナーにして、ホームページに掲載(けいさい)しました。
ホームページへのアクセス数(すう)は、お手元(てもと)の資料(しりょう)をご覧(らん)ください。
それを見れば、このコーナーの人気がお分かりいただけると思います。

課文
地震(じしん)
1995年(ねん)1月(がつ)17日(にち)、阪神(はんしん)淡路大震災(あわじだいしんさい)が発生(はっせい)し、大(おお)きな被害(ひがい)が出(で)た。死者(ししゃ)は6434人(にん)、負傷者(ふしょうしゃ)はおよそ4万人。50(50)万棟(まんとう)を超(こ)える家(いえ)やビル(びる)が倒(たお)れ、高速道路(こうそくどうろ)が折(お)れ、地割(じわ)れが起(お)き、大火災(だいかさい)が発生(はっせい)した。また、2004年(ねん)の年末(ねんまつ)には、スマトラ島沖(とうおき)で発生(はっせい)した大地震(おおじしん)により、インドネシアをはじめとするインド洋沿岸(ようえんがん)の国々(くにぐに)に津波(つなみ)が押(お)し寄(よ)せ、30万人以上(まんにんいじょう)が被害(ひがい)を受(う)けた。このようにアジア地区(ちく)ではしばしば地震(じしん)が起(お)き、各地(かくち)に甚大(じんだい)な被害(ひがい)をもたらしている。
地震(じしん)はどのようにして起(お)こるのだろうか。地球(ちきゅう)の陸地(りくち)や海底(かいてい)はすべてプレートと呼(よ)ばれる板(ばん)のような岩盤(がんばん)に載(の)っている。プレートは年間数(ねんかんすう)センチのスピードでゆっくりと動(うご)いており、別(べつ)のプレートの下に潜(もぐ)り込(こ)んだり、プレート同士(どうし)で押(お)し合(あ)ったりしている。圧力(あつりょく)が長(なが)い年月(ねんげつ)をかけてたまっていくと、ある時(とき)、圧力(あつりょく)に耐(た)えきれなくなった岩盤(がんばん)が一気(いっき)に割(わ)れたりすれたりして、地震(じしん)が起(お)こると考(かんが)えられている。さらにプレートが動(うご)くにしたがって、その圧力(あつりょく)が陸地(りくち)に伝(つた)わると、地層(ちそう)や地形(ちけい)にゆがみが生(しょう)じる。そのゆがみを元(もと)に戻(もど)そうとして地震(じしん)が起(お)こることもある。
日本(にほん)の国土(こくど)は全世界(ぜんせかい)の陸地(りくち)の約(やく)0.3%にすぎないが、全世界(ぜんせかい)で起(お)こる地震(じしん)の10%が日本(にほん)とその周辺(しゅうへん)で発生(はっせい)している。原因(げんいん)は日本(にほん)が4枚(まい)のプレートの境界(きょうかい)に位置(いち)しているこ

とにほかならない。
現在(げんざい)の科学技術(かがくぎじゅつ)では、大(おお)きな地震(じしん)に限(かぎ)ったとしても、地震(じしん)の予知(よち)は難(むずか)しいといわれているが、高精度(こうせいど)の観測網(かんそくもう)を整備(せいび)し、長期間(ちょうきかん)にわたってデータを観測(かんそく)することで地震(じしん)の予知(よち)ができる可能性(かのうせい)もある。地震(じしん)と津波(つなみ)への対策(たいさく)はアジア地域共通(ちいききょうつう)の課題(かだい)である。アジアの国々(くにぐに)は今(いま)、地震(じしん)についての技術交流(ぎじゅつこうりゅう)や共同研究(きょうどうけんきゅう)を始(はじ)めている。

相关文档
最新文档